戦闘


ドラクエの核をなす、戦闘(バトルシステム)について。

  1. 戦闘の始まり方
  2. 戦闘
  3. さくせん
  4. 状態異常
  5. 関連記事など

1.戦闘の始まり方

ドラクエ9では、戦闘の始まり方(モンスターとの遭遇)が従来のランダムエンカウント(フィールド上で突然戦闘が始まる)方式から、シンボルエンカウント方式に変更となった。

シンボルエンカウントとは、フィールド上にいるモンスターの姿が見え、接触すると戦闘がはじまるシステムのこと。
モンスターがこちらに気づくと「!」を出して接近してくる。主人公が接触すると戦闘開始となる(仲間が接触しても戦闘開始とはならない)。

これにより、ストーリーを進めたいときはモンスターを避けられ、レベルを上げたいときはどんどん戦闘するなど、選択肢が広がった。
また、特定のモンスターと狙って戦闘をする(『メタルスライム』だけを狙う、など)も可能となった。

ただし、通常のモンスターはフィールド上の動きが主人公たちより早くなっている。
『メタルスライム』など特典のある敵は気づかれると逆に逃げ出したり、また、ボスなどは進路をふさいで動かないケースもある。

戦闘1

2.戦闘

戦闘開始後は従来のターン制、コマンド方式となっている。
上側の画面にはモンスターが表示され、攻撃対象を選ぶ。下側の画面には行動の選択するためのコマンドが表示される。

まずは「たたかう」「しらべる」「にげる」「さくせん」(後述)から戦うかどうか選択する。
その後、キャラクターごとに「こうげき」「とくぎ」「じゅもん」「どうぐ」「ぼうぎょ」「ひっさつ」から行動を選択する。

攻撃する際、同じ1体のモンスターに仲間が同じ攻撃を重ねていくと、コンボ(攻撃の多段ヒット)が発生する。
打撃攻撃だけでなく、魔法攻撃でも発生する。


コマンド選択後の戦闘内容(見た目部分)は、従来のシリーズと変更。
旧作では正面に敵と味方がそれぞれ一列に並んで戦う、というかたちだったが、ドラクエ9では「フリーポジションバトル」と呼ぶ敵味方が入り乱れて戦う画面の見せ方になった。

これに伴い、従来の「並び順で前のほうが敵に狙われやすく、後ろのほうが狙われにくい」というシステムから、FFのような「前列・後列」システムに変更となった。
前列が敵に狙われやすく、後列が敵に狙われにくい。

また、戦闘後に得られる経験値は、今までのようにパーティー内で均等配分ではなく、敵に与えたダメージによって配分されるかたちに変更となった。

戦闘2 戦闘3 戦闘4

3.さくせん

「さくせん」(作戦)とは、パーティメンバーの行動を指示する命令のこと。
「めいれいさせろ」以外は作戦内容に従い、コンピューターが自動で行動を決定する。

ガンガンいこうぜ
MPなど気にせず、最も敵にダメージを与える行動を行う。
回復はHPがかなり減らないと行わない。
バッチリがんばれ
攻守のバランスの取れた行動をする。
補助呪文・特技もよく使う。
いろいろやろうぜ
呪文・特技、道具などを積極的に使う。
通常ではあまり行わない行動をすることが多い。
いのちだいじに
HPを常に半分以上保つよう行動する。
味方を守る補助呪文・特技も行う。
MPつかうな
MPを使う行動を一切しなくなる。
めいれいさせろ
プレイヤーがコマンド入力する。

4.状態異常

敵からの攻撃を受けた際、通常のダメージのほか、ある状態に陥ることがある。これを状態異常という。
状態異常になると、様々な悪影響がある。

また、同時に異なる2つ以上の状態異常になることもある。

ねむり(眠り)
寝てしまい、一切の行動ができなくなる。数ターンたつと勝手に起きる。
戦闘後は回復する。
どく(毒)・もうどく(猛毒)
毒に侵され、HPが徐々に減っていく。猛毒のほうが減りが大きい。勝手には治らない。
戦闘後は「どく」として状態が継続する。
まひ
体が痺れ、一切の行動ができなくなる。勝手には治らない。
戦闘後は回復する。
こんらん
頭が混乱し、こちらの命令を聞かなくなる。仲間を攻撃することもある。
戦闘後は回復する。

5.関連記事など